第7回「新製品 セブンコートN」
第7回「新製品 セブンコートN」
木材を長く保護する透明防水材
屋外用木材保護塗料の新技術「木部用透明防水材」
雨水から護って変色させない。雨水を遮って傷ませない。防水材だからこその長期保護。
はじめに
木材は、温かみのある風合いを持つ日本の伝統的な建材です。
また、2010年に制定された法律により積極的な木材の利用が進められています。
木材の退色・劣化の仕組み
劣化しやすい建材です。
木材を屋外に暴露しますと、紫外線・雨・カビの影響により変色や腐食が進みます。
現状の木材保護塗料の問題点
通常、木材を屋外に用いる場合、塗料を施工して保護する方法が一般的です。
しかし、現行の塗料では塗装初期においては十分な保護性能を有していますが、
木材の経年における膨張収縮に対応できません。
表層にひび割れを発生させ、効果が発揮されない場合があります。
セブンコートNのご紹介
そこで弊社では、柔軟で厚みのあるアクリルシリコン系クリア塗装を用いて、
木材の退色・劣化防止する工法を開発しました。
それがセブンコートN工法です。
この工法には、4つの特長があります。 柔軟性、厚膜仕上げ、高耐候性、透明性です。
以下の見本板のように透明な塗膜で、木材の意匠性を損ないません。
そして、耐候性の高い柔軟な厚膜の塗膜により、木材の膨張収縮に追従し、
塗膜のひび割れを防ぐとともに、木材を雨水から保護します。
≪柔軟性≫
木材の膨張収縮に追従させる。塗膜のひび割れを防ぐ。
≪厚膜仕上げ≫
厚塗りの塗膜で雨水から木材を保護。柔軟性と合わせて、高い防水性を持つ。
≪高耐候性≫
耐候性に優れたAc/Si樹脂により、塗膜の長寿命化。長期に木材を保護。
≪透明性≫
木材の意匠性を損なわない。
セブンコートNによる木材保護の仕組み
厚膜で柔軟な塗膜が雨水を遮断し、木材成分の溶出・菌の繁殖を防いで、変色や腐朽から護ります。
また耐候性に優れた塗膜のため、長期間にわたって木材を保護します。
セブンコートNの性能(屋外暴露4年後)
木材に各塗料を塗装し、屋外に暴露しました。
無垢材は長期の暴露によって、表層のひび割れ、黒色化が著しく進行しています。
薄膜型および浸透型の市販塗料を塗装した板でも、表面に小さなひび割れが発生しています。
比べて、セブンコートNを塗装した板は、健全な塗膜が保たれ、木材の美観も保持されています。
【無垢材(無塗装板)】
表面にひび割れ、腐食、黒色化
【市販塗料(薄膜型)】
塗膜や木材表面にひび割れ
【市販塗料(浸透型)】
木材表面にひび割れ
【セブンコートN】
変化なく、良好
おわりに
セブンコートN工法は、木材を防水性の高い塗膜で保護するという今までにない発想の技術です。
厚膜で柔軟な塗膜を用いて、木材を雨水から遮断し、木材成分の溶出・菌の繁殖を防ぐことにより、
変色や腐朽から護ります。また、同時に塗膜自体の耐久性も高いため、長期間の保護にも適しています。
木材の美観を活かした塗装をしたい方、メンテナンスサイクルを長く設定したい方、どうぞお問合せください。