セブンS - 製品紹介

タイル張り面やコンクリート
打放し面の自然さを生かしつつ
よみがえらせる

外装タイル仕上げの建物は、美しく、耐久性にも優れているので、近年非常に多くなっております。

しかし、長期にわたる紫外線、温冷繰り返し、雨水、塵埃、酸性ガス、風、振動などの影響によって、タイル仕上面に汚染物の付着、ひび割れ、浮き、剥落、目地部よりのエフロレッセンスおよび中性化の拡がりなどの各種の劣化現象がみられ、タイル表面の適切な補修は、重要になってきております。

一方、コンクリート打放し面についても風合いを生かしつつ防水・躯体保護を行うことは重要であります。

「セブンS」は、耐久性に優れた結合材をベースにしている「透明な塗膜」なので、耐久性、防水性、施工作業性、意匠性に優れタイル張り面及びコンクリート打放し面の外観を損なわずに、いつまでも美しく維持することが可能です。

又、汚染防止機能剤「セブンヨゴレガード」を塗付する事により、低汚染仕上げを可能にしました。

主なタイル面改修仕上げ材に於けるセブンSの位置づけ

現状の劣化状態から要望される塗り仕上材の品質
主なタイル面改修塗仕上げの品質
仕様
施工性
タイルの模様

質感
対汚染性
耐水性
耐アルカリ性
耐酸性
耐久性
機能
施工コスト
特性
防水
防藻

防かび
保護
1セブンS美観・耐久・防水
2浸透性吸水防止材××短期的な撥水
3アクリルシリコン系

常乾フッ素系等
×○*3美観・耐久保護
4無処理△*1△*2△*2△*2×××―*4(目地劣化)
〈 評価 〉 ◎:優 ○:良 △:やや良 ×:不良

*1 目地モルタル部の蓄積塵埃や析出白華物によるタイル面汚染。
*2 目地モルタルの風化、ひび割れ強度低下など。
*3 防藻、防カビ対応した上塗材を想定して評価した。
*4 無処理の場合は施工コスト不要であるが、今後目地モルタルひび割れ、風化強度低下、雨水侵入による不具合などが生じ、放置の場合より高額な補修施工コストが必要となると推定される。

セブンS(アクリルシリコン樹脂透明塗装)の性能

試験項目 試験結果 下地 試験条件等
S-T工法
低温安定性合格かたまり無く均一JIS A 6909 (複層塗材) の
方法を準用した
付着強さ(1)N/mm²標準時1.3(19.6)モルタル0.7以上
浸水時1.1(18.1)0.5
付着強さ(2)N/mm²標準時1.8(14.6)タイル
浸水時1.8(11.3)
温冷繰り返し作用に対する抵抗性異常なしモルタルひび割れ、膨れ、剥がれなどがない
異常なしタイル
浸水性(ml)0スレート0.5以下
促進耐候性(1)異常なしスレート変退色、著しい光沢低下がない
(2)異常なしタイル
伸び率(%)400約1mm層
引張り速度20mm/min
JIS A 6021
引張り強度 N/mm²2.5
亀裂追従性(mm)3.5スレート約1mm層 引張り速度20mm/min
中塗り乾燥時間(h)指蝕3タイルJIS K 5600
半硬化16
耐水性(1)異常なしタイル水に1週間浸液
(2)異常なしスレート
耐アルカリ性(1)異常なしタイル飽和水酸化カルシウム液に1週間浸液
(2)異常なしスレート
耐酸性異常なしタイル5%塩酸に1週間浸液

セブンS(アクリルシリコン樹脂透明塗装)の特長

  1. 透明な塗膜なので、タイル仕上げや打放し仕上げの高級な意匠性を損なうことはありません。
  2. 防水性に優れた透明塗膜なので、外壁からの雨水侵入を防ぎます。
  3. 機密性が高く、遮断性に優れているので酸性ガスや塩分の侵入から、コンクリート躯体を保護します。
  4. タイル面及びコンクリート面等への付着性が良好なので、長期にわたり外壁面を保護します。
  5. 高耐候性上塗との組合せ効果で、耐久性、耐汚染性に優れた仕上げが得られます。

施工手順

仕様器具での主材模様

標準塗装仕様

工程材料名希釈(重量%)塗り付け量(kg/m²)塗り回数工程時間

・上塗り溶剤系仕上げ
■ S-T工法 タイル面 (斜壁やALC下地の場合、セブンSシーラー2回塗り)
1下塗りセブンSシーラーまたは
セブンSネオシーラー
無希釈0.15~0.21~23時間以上
2中塗りセブンSS中塗り(セブンS)水1~5(0~3)0.4~0.713時間以上
3中塗りセブンSS中塗り(セブンS)水1~5(0~3)0.2~0.3116時間以上
4上塗りセブンSトップM#30無希釈0.12~0.1512時間以上
5上塗りセブンSトップM#30無希釈0.12~0.15124時間以上
■ 塗替用 S-T工法 (既存塗膜のある場合の下塗り)
1下塗りセブンS塗替用シーラー無希釈0.08~0.1213時間以上
■ S-F工法 タイル床面 (1~3工程まではS-T工法と同じ)滑り止め機能
4上塗りセブンSトップM#30と
専用骨材を混ぜる
無希釈0.12~0.1512時間以上
5上塗り無希釈0.12~0.15124時間以上
■ S-Ý工法 (1~5工程まではS-T工法と同じ)
6低汚染仕上げセブンヨゴレガード無希釈0.03~0.05124時間以上
■ S-C工法 コンクリート打ち放し面 (下地の吸い込みが止まり濡れ色になるまでシーラー塗り)
1下塗りセブンSコンクリート
シーラー2T
無希釈0.15~0.21~23時間以上
2中塗りセブンSS中塗り(セブンS)水1~5(0~3)0.4~0.713時間以上
3中塗りセブンSS中塗り(セブンS)水1~5(0~3)0.2~0.3116時間以上
4上塗りセブンSトップM#30無希釈0.12~0.1512時間以上
5上塗りセブンSトップM#30無希釈0.12~0.15124時間以上
全水系仕上げ
水性 ■ S-T工法 タイル面
1下塗り水性セブンSシーラーⅠ水0~30.13~0.151~23時間以上
2中塗りセブンSS中塗り(セブンS)水1~5(0~3)0.4~0.713時間以上
3中塗りセブンSS中塗り(セブンS)水1~5(0~3)0.2~0.3116時間以上
4上塗り水性セブンSトップ水0~100.12~0.1512時間以上
5上塗り水性セブンSトップ水0~100.12~0.15124時間以上
水性 ■ S-Ý工法 (1~5工程までは水性S-T工法と同じ)
6低汚染仕上げセブンヨゴレガード無希釈0.03~0.05124時間以上
水性 ■ S-C工法 コンクリート打ち放し面 (下地の吸い込みが止まり濡れ色になるまでシーラー塗り)
1下塗りセフンSコンクリート
シーラーII
水0~100.13~0.151~23時間以上
2中塗りセブンSS中塗り(セブンS)水1~5(0~3)0.4~0.713時間以上
3中塗りセブンSS中塗り(セブンS)水1~5(0~3)0.2~0.3116時間以上
4上塗り水性セブンSトップ水0~100.12~0.1513時間以上
5上塗り水性セブンSトップ水0~100.12~0.15124時間以上
  • シーリング材の打ち替え後、シーリング材の上へは養生するか、見切り、塗装は避けてください。やむを得ず塗装する場合、現在まで不具合の少ない2成分形アクリルウレタンを薦めております。PCa部材、ALCパネル、押し出し成形版では、2成分型アクリルウレタンシーリング材上に塗った後に不具合報告が有りましたので、塗装は避け、「セブンS」塗装後に変成シリコーンNBタイプでの打ち替えを薦めております。
    (シーリング材上に塗装する場合、営業にご相談ください)
  • セブンSを斜壁面に施工される場合、陽射しが強く降雨の滞留時間も長いため不具合進行が速いことから、年一度の点検と不具合部分の補修、更に5~7年程でのトップコート塗りをご提案いたします。
  • 下地の状態により、下塗り材の塗り付け量に差異が生じる場合があります。
  • 下地の吸い込みが多く、濡れ色にならない部分は、表面乾燥後その部分を増し塗りし、濡れ色を均一にしてください。
  • 陶器質や無釉薬タイルの場合、また、下地がALC、押し出し成形板、斜壁の場合、(弱溶剤系)セブンSネオシーラーを2回塗りしてください。吸込みが多く、濡色にならない部分も含め、当日中に2回塗り又は部分増し塗りしてください。
  • セブンS中塗り2回で最低0.6㎏/㎡塗り切れない場合、塗り切るまで重ね塗りしてください。(十分な塗付量管理)
  • 斜壁部は下地の十分な乾燥を確認の上、セブンSS中塗り(セブンS)1㎏/㎡以上を基準にしてください。
  • セブンヨゴレガードは、セブンSトップ塗装終了後、翌日以降にエアースプレー等で吹き付けてください。
  • タイルが接地面から張られている場合、接地面から10㎝程、塗装は避けてください。
  • 花壇や擁壁など裏面からの湿気供給が予想される部分への塗装は避けてください。
  • 上塗りは、水性、溶剤、共に艶有・半艶(溶剤のみ:セブンSトップM#30艶消)があります。
  • 笠木天端はウレタン防水や、セブンウォールなど塗膜防水処理してください。
  • 笠木カバーが内側防水されてない場合、端部取り合いは風雨での浸水を防ぐためシーリング材で塞いでください。
  • 施工前に安全データシート(SDS)を確認してください。

施工時の気象条件(以下のような条件の時は施工をさけて下さい)

  • 気温5℃以下、または気温35℃以上、湿度85%RH以上の時。
  • 施工時、及び改修仕上げ材の乾燥効果過程で降雨のある場合、又は、予想される時。
  • 結露、霧、雪、霜等水分の影響が施工時前後で予想される時。

施工方法

  1. 下地ごしらえはセブンS仕上げ前に十分行って下さい。
  2. 深目地の場合、目地底入り隅、タイル木口へ刷毛で丁寧に各工程塗り付け、十分に造膜をさせる。または、浅目地に埋め戻し、十分に目地モルタルを乾燥後施工してください。
  3. コンクリート打ち放し面のピンホール(巣穴)、ひび割れ等は、美装性などに影響するため、事前に出来るだけ目立たないよう十分補修してください。
  4. タイルの剥離部、浮き箇所、ひび割れ箇所は、事前に張り替え、またはエポキシ注入、シーリング材充填等の補修をする。コンクリート面の欠損およびひび割れシーリング処理面などはポリマーセメントモルタルなどで補修を行うが、その際、周囲の色調、下塗り剤の濡れ色になるべく合うようにポリマーセメントモルタルを調整する。
  5. 伸縮目地やその他のシーリング材で補修の必要な個所も十分処理する。
  6. シーリング用プライマーやエポキシ注入材は、経時的に見苦しい黄変むらとなるので、表面に残らぬよう処理する。
  7. ワックスや油脂などが表面に付着している場合は、研磨紙ずりおよびシンナー拭き等によって除去してください。
  8. 目地部、ひび割れ部などから白華物流下(エフロレッセンス)は、硬質ブラシやスクレーパー、へらなどで出来るだけ除去し、微酸性液(希塩酸、しゅう酸等)で洗浄除去後、酸性物質が残らないよう十分に水洗乾燥する。なお、微酸性液で目地モルタル、タイル裏面モルタル及びその他のセメントモルタル、コンクリート面の劣化、強度低下を生じさせないよう十分注意する。
  9. かびや藻などの微生物を生じている場合は、アルコール液等で殺菌処理及び除去してください。
  10. 塵埃や付着異物などの汚染物は、セブンクリーナーを用い高圧水洗浄で除去する。
  11. 水洗後のタイル・目地面を十分に乾燥する。
  12. 二液反応硬化形の材料は、指定された比率で調合してください。基剤と硬化剤の比率が適切でない場合、硬化剤の入れ忘れなどにより、塗膜が完全密着硬化せず、不具合を発生することがあります。
  13. 主材をローラーで塗り付ける場合、何度もシゴキ塗りをすると、主材に気泡が入り、白ぼけの原因になります。
  14. ローラーパターンの方向を事前に打ち合わせ、一定方向にしてください。
  15. 上塗り材は、主材塗付翌日以降、乾燥硬化を確認し1日に2回塗りをしてください。 (溶剤型トップ)
  16. 施工の際には、仕様工法に施工要領書をご確認の上、不明点については営業にお問い合わせください。

施工要領 セブンS

施工要領 セブンSS

施工ポイント紹介

使用製品と荷姿

セブンSシーラー14kgセット/4kgセット
セブンSコンクリートシーラー2T14.22kgセット/4.063kgセット
セブンSネオシーラー12.5kgセット/3.13kgセット
水性セブンSシーラーⅠ15kg/4kg
セブンSコンクリートシーラーⅡ11kgセット/3.3kgセット
セブンS塗替用シーラー12kgセット/3kgセット
セブンSS中塗り14kg/4kg
セブンS14kg/4kg
セブンSトップM#30 艶有12kgセット/3kgセット
セブンSトップM#30 半艶12kgセット/3kgセット
セブンSトップM#30 艶消12kgセット/3kgセット
セブンS-Fトップ用骨材のみ0.5kg/0.125kgセット
水性セブンSトップ 艶有11kgセット/3.3kgセット
水性セブンSトップ 半艶11kgセット/3.3kgセット
水性セブンSトップFu Ⅰ 艶有 半艶15kg/4kgセット
セブンSトップM#30シンナー16L/4L
セブンヨゴレガード16L/4Lポリ缶
セブンクリーナー4Lポリ缶
セブンファンデクリヤー11kg缶
  ☆=強溶剤塗料  ◎=弱溶剤塗料

注意事項

  • 直射日光、風雨を避け屋内で保管する。
  • セブンSシーラー、セブンSコンクリートシーラー2T、セブンS塗替用シーラー、セブンSトップM30各種、セブンヨゴレガード、セブンファンデクリヤーI、二液硬化剤は、溶剤系塗料ですので、屋内側や狭い場所での換気に注意し、防毒マスクなどの対策をして下さい。引火性が有りますので火気厳禁です。
  • セブンSを斜壁面や手摺天平端などに施工した場合、垂直面と比べ陽斜しの当たる角度からタイル表面温度の高低差が大きく、平場面のように降雨の滞留時間も長く、塵埃なども堆積し易く不具合進行が速いことから、毎年1度の点検と、不具合部分の補修、更に、5~7年程度でのトップコート塗り増しをご提案いたします。