セブンS現場レポート

セブンS施工現場をレポートして参りましたので是非、施工される場合は参考にして頂ければと思います。
今回、レポート協力をしていただく施工業者様は、東京都内で活躍される有限会社関本塗装工業様です。
現場レポートのお願いにも快くご承諾いただき、実施できました。
本当にありがとうございました。
セブンSの施工に至った経緯
今回の現場は、台風の影響により南東面及び北面から漏水が発生。
築34年、これまで大規模な修繕工事を行っていない為、透明で防水性が有り、施工実績の多いセブンSの施工に至りました。
2019年10月に現場調査依頼を行い、関本社長と一緒に施工の注意ポイントや施工手順等を打ち合わせました。
今年3月に入り着工ということで、セブンS施工開始から現場にて3日間同行させて頂き写真撮影いたしました。
この現場写真を見ながら、施工風景や施工の注意ポイントを説明していきたいと思います。
【現場情報】
住 所:東京都杉並区
構 造:SRC造 3階建て
施工期間:2020年3月
施 工:有限会社関本塗装工業
仕様工法:セブンS ネオS-T工法
工法の特長
セブンSのS-T工法の特長は以下の4点です。
- セブンSネオシーラーは、トルエン・キシレン強い臭気のする従来品のセブンSシーラーに比べて、塗料用シンナータイプの弱溶剤製品です。また、付着性に優れ、裏面側からの耐水性があり・湿気に強くなりました。
- 透明な造膜型塗膜は防水性に優れ、雨水の侵入を防ぎます。
- 機密性、遮断性に優れ、炭酸ガスや塩分の侵入を防ぎ、躯体を保護します。
- 高対候性上塗りとの組合せで、耐久性、耐汚染性に優れています。
施工工程
施工前の現場写真
令和1年10月に撮影した現場写真です。
北面
シール目地及び目地モルタルの劣化が確認されていました。
セブンS施工:1工程目(下塗り)
※セブンSは3層5工程で施工します。
セブンSネオシーラー(2液弱溶剤型アクリルシリコン樹脂)を塗付
施工乾燥後
セブンS施工:2工程目(中塗り)
マスチックローラーで塗布。
十分な塗膜(0.5kg/㎡くらい)を付けていただき、綺麗な仕上がりになっています。
1層目(1液特殊アクリル樹脂)
1層目完了時
1層目乾燥時(拡大)
セブンS施工:3工程目(中塗り)
ウールローラーで塗付。
セブンSを0.2㎏/㎡位塗付して頂き、主材塗り2工程で予定通り14kgを16缶塗付して頂き、防水層として合計で0.7㎏/㎡位の膜厚をつけていただきました。
セブンS2層目乾燥時(拡大)
セブンS施工:4~5工程目(上塗り)
4層目塗装時
4層目乾燥時
5層目乾燥時
仕上り写真
十分に膜厚も確保して頂き、綺麗な仕上がりに完成いたしました。
㈲関本塗装工業様はセブンSを初めて施工するということでしたが、施工前の打ち合わせや施工要領書をよくご覧になり、施工の注意ポイントや塗付量等をしっかり守っていただきました。ありがとうございました。
施工の注意ポイント
それでは、最後に施工の注意ポイントを少々ではありますが掲載させていただきます。
※他にも注意ポイントがございますので、施工する際には弊社営業部までご連絡お願いします。
①GL部
GL部までタイルが張り上げている場合は、毛細管現象を起こしGL付近の塗膜が白濁を起こすことがありますので、GL部から約20㎝を無塗装で仕上げる(今回は水平方向にシール目地が打設されていましたので、その箇所で見切りを付けさせていただき施工いたしました)
②天端セブンSのオーバーラップ
屋上天端部分の端部処理ですが、セブンS塗膜を天端までオーバーラップさせて塗付しております。
降水の侵入口を無くすことが、塗膜の長持ちにつながります。
③刷毛仕様
ローラーで塗りづらい箇所は刷毛でダメ込み、追いかけでローラー仕様をすることで端部処理を徹底して頂きました。
お気軽にお問い合わせください
セブンSを初めて施工されるという方、施工に不安がある方、下地への付着に関して等、ご連絡を頂ければ調査に訪問いたします。
ぜひお気軽に弊社営業部までご連絡ください。
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